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欧州 スペイン作業編 [お仕事]

ほどなく、現地の担当技術者が現れた。

口ひげのあまり背の高くない30代後半くらいの方でしたが、私たちを見るなり

怪訝そうな顔怒り



ま、それぞれ適当な私服ですからね。何しに来たの?てな感じでしょうか。



とりあえず、入門許可書のようなものを発行してもらい、作業場へ案内してもらいました。

自動車工場って構内がかなり広いので、15分くらい歩かされました。(汗)



さて、作業場は工場のかなり端に位置した、車両が出入りできるほどの大きな入り口が

ある場所でした。

中には数台のリフトがあり、一番入り口側の3台のリフトを使うよう指示されました。



ところで、自分達の作業着に着替える場所ですが、冷凍室みたいな部屋があり、そこを使えと・・・



待遇悪!!



でも、仕方ないんですよね。今回はこちらの不具合を場所を借りて修正するわけですから。



その作業場は元々何の作業場かといいますと、約30名くらいの現地作業者が働いており

何台かのOPEL車が入庫しています。

聞くと、オプション品の取り付けや、ディーラーから回ってきた修理などを受け持つ工場のようで、

ほとんどナンバー付、つまり既に販売されたもののようです。

その一角をお借りして、約70台を1週間かけて修正します。

工具は事前に日本から送っていたのですが、数が少ない為効率よくできないのが難点です。





作業が始まると、現場の従業員が珍しそうに集まってきます。

一応、どんなことをするのか伝わっているようで、彼らもPROですから作業の腕前を見たかったんでしょうね。

そのうち、かなり近いところまで顔を出すようになり、あげくには口を出し、暇なのかどうか

手まで出す人まで。

おもしろい人達です。すっかり打ち解けてしまい、

肩身の狭い思いをしながら作業するよりは全然よかった。



昼食は、工場内の社員食堂で食ってくれといわれ、例の愛想の悪い技術者に連れて

いかれました。

食券のようなものを事前に買い、予算内であれば、サラダ、パン、メイン2品、飲み物が取れます。

しかし、これがまた



ハート旨~いOK



ボリュームも満点で、洋食が苦にならない人なら全然問題なかったです。

ただ、ごはんと味噌汁が無いと・・・てな人には辛かったようです。



初日は、作業場、レストラン、トイレ、構内、どこに行っても好奇の目で見られましたが、翌日からは

全く普通で、軽く挨拶なんかできたりして、なかなか快適でした。

気候も、朝夕は少し肌寒く感じますが、日中は20度前後で乾燥しており過ごしやすく、作業も

どんどんはかどる・・・・





はずでしたが、リーダーの作業配分が悪く、思ったように作業が進みません。

このペースでいくと1週間で全部終わらない可能性がでてきたため、残業することになり、また

担当作業を変えることになりました。

一番困難なエンジン上周りの作業者は、メンバー内推薦により作業が的確で早い人ということに

なりました。

それからというもの、作業が速い速い。



みるみるうちに作業が終わり、予定より1日早く終わってしまいました。



適材適所は大事ですね。



最終日には完成車置き場へ車を自走でもっていくんですが、現地の陸送スタッフといっしょに

2kmほど離れた場所へ車を運びました。

現地スタッフもおちゃらけた人が多く、新車なのにダート走ったり

サイドターンかましてみたり、



おいおい、それ売り車やぞ困った



と思いながらも私たちも真似したりして・・・

その後、現場の作業者の方が、車内の売店に連れて行ってくれて、そこで、日本では

売っていないOPELグッズ(これがまた社員価格で安い!)を買う事が出来ました。



最後は、そこの現場の方全員が見送ってくれて、全く言葉が通じなかったけど、なんかすごい

気持ちいい別れ際でした。





さて、次の日は、早朝からドイツに向けて移動です・・・



謎の東洋人一行は、同じように無事、職務を真っ当できるか。



ちなみに、写真撮影は禁止されてたのでここの写真は全くないです。





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