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悲しい知らせ [日記]

ちょうど二日前、21:30ごろ、うちに電話があった。



それは、大阪在住時代からの知り合いの奥さんからだった。







その知り合い(以降、Yさんとする)は、大学生、つまり車の免許を取り、



車を所有してから、うちの親が経営していたお店の常連さんになっていた方だ。





そのYさんが、実は、今年の2月に他界されていたと、連絡をもらったのだった。







Yさんは、私が、BIKEの免許を取り、頻繁に親のカー用品店に顔を出すようになったころ知り合った。



Yさんやその友達としょっちゅう、お店で顔を合わすようになり、



私が店を手伝いながら、夜学の大学へ通っていたころには、歳が離れているのも関わらず



色々遊びに連れて行ってくれた。



遊びといっても、飲みに行ったり、BIKEでツーリングに行ったり、ある時は車で



いきなり四国や和歌山など、夜中中走ったり。



私が社会人になり、神奈川へ移り住んでからも、帰省の折にはいつも相手を



してくれ、私の結婚式にも参列してくれた。



私は、長男ではあったが、ちょうどYさんは5歳ほど年上だったので、ある意味



兄貴のように慕っていたところもあり、Yさんも何かあると、どこかへ誘い出してくれ、



いろんな所を覚え、いろんな知り合いが増えた。



ここ数年、親が店をたたんでから10年ほど疎遠になってはいたが、毎年、年賀状だけは



お互い行き来していた。





一昨年、父親が亡くなった時、お通夜に来ていただき10数年ぶりに顔を合わせて、



通夜の席ではあったけど久々に飲んで話が出来た。





少し大きな病気をし、同時に大きな手術をしたと、胸の大きな傷跡を見せてくれたが



その時は、治ってよかったなぁ、という感じの会話をしていた。





でも、実は、奥さんの話では、そのころから色々病気があり、その後直ぐに



仕事も出来ないようになってしまっていたと。



そして、今年の2月、通院途中に倒れ、そのまま帰らぬ人になってしまったと



聞かされた。





なぜ、今頃になって連絡してきたかを奥さんが話してくれた。



周辺のYさんの友達や、Yさんの紹介で出入りしていたBIKE屋さんなどは



私に連絡したのかと言ってくれてたようだった。



が、生前Yさんが、離れていても私の話を良くしていたらしく、その時の私の



状態(公私共々)を先の通夜の時に聞いていて、大変だ、よくやってると、



いつも気にかけていてくれたそうだ。



だから、もし連絡すれば、何をおいても離れた場所から駆けつけるだろうと。





それを気にして、落ち着いてから連絡しようと今まで黙っていたとのことだった。



img20071026.jpg


奥さんの気遣いは電話で話しながら痛いほど判った。



悲しい話だったけれど、たぶん、必死の思いで話してくれたんだと思う。





その後、冥福を祈りながら、ツーリングに出かけた時の写真を引っ張り出した。



お互い若かったと思い返しながら、でも、亡くなるには、早いよ。





まだ50歳にもなっていないのに。

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コメント 2

モンチッチサル

銀3さん、こんばんは。
タイトルから少し構えてしまいましたが、とても良い話ですね!ウルウルきました。
すぐに連絡するということと、時間をおいてから連絡するという気の使い方がある事を教えていただきました。
近くにいない親友にはこのようなパターンもアリですね。
帰省された際にはゆっくり墓参りをしてあげてください。
by モンチッチサル (2007-10-27 17:37) 

銀3

こんばんは。いつもコメントのお知らせが来るのに今回来なかったのでレス遅れました。
そう、気を使ってもらったので逆に恐縮してしまったんですが、
気持ちが伝わりました。
なかなか帰省できないのですが、帰ったら一度行こうと思ってます。
by 銀3 (2007-10-29 22:30) 

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